C# 10では、名前空間の操作方法を簡素化するusingディレクティブにおいて、各ファイルの先頭で指定する必要のあるusingの数を減らすための、新たなディレクティブと暗黙的な使用法となるglobal usingを新たに実装している。
また、ステートメントとして名前空間を含め、その後にセミコロンを付けることで、中括弧を付けないようにすることができるようになり、コードの簡素化やネストレベルの削減を可能にした。
さらに、ラムダ式とメソッドグループにおいていくつかの改善が行われたほか、構造体にクラスとのパリティを向上させる、パラメータなしのコンストラクタ、フィールド初期化子、レコード構造体、with式といった機能が導入されるなど、さまざまな機能追加・改善が行われている。