5月のVisual Studio Codeアップデートでは、Java関連機能としてシグネチャヘルプの改善、コード補完の挿入/置換モードの制御、お気に入りのタスクの固定、およびマルチレベルプロジェクトと中国語エンコーディングにおけるバグ修正が行われている。
シグネチャヘルプの改善では、シグネチャヘルプを自動的にトリガーできるようにする機能が追加されるとともに、シグネチャヘルプを自動的にトリガーする必要があるかどうか、メソッドの詳細な説明を自動的に表示する必要があるかどうかを制御する機能が追加された。
コード補完の挿入/置換モードの制御では、これまで使用にあたってLSPが必要だったため、Javaコードでは動作しない可能性があったが、最新のVisual Studio Codeではいくつかの変更が行われた結果、Java拡張機能でこれらの機能が完全に動作するようになっている。
お気に入りのタスクを固定する機能については、プロジェクトビューの上部にタスクを固定することが可能になり、タスクを見つけやすく、かつ再実行しやすくした。引数を付けて渡すこともできる。
マルチレベルプロジェクトにおけるバグは、Gradle APIの呼び出し方が誤っていたことが原因であり、拡張機能がマルチレベルプロジェクトでタスクを検索すると、タスクが無限に複製されてしまっていた。中国語エンコーディングにおける漢字の文字化けと合わせて修正されている。